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2026年7月28日

花粉症・アレルギー鼻炎

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# 花粉症・アレルギー性鼻炎

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ハイライト(要約)

毎年同じ季節になると鼻水・くしゃみ・目のかゆみに悩まされていませんか。花粉症・アレルギー性鼻炎の仕組みと、薬でうまくコントロールする方法を慶元クリニックがわかりやすく解説します。

目次

花粉症はなぜ毎年つらくなるの?

「去年より今年の方がつらい気がする」と感じたことはありませんか。これは気のせいではなく、花粉症には「感作(かんさ)」という仕組みが関係しています。花粉にさらされるたびに体の中に花粉に対する抗体が少しずつ蓄積され、ある一定量を超えると症状が現れるようになります。そのため、これまで平気だった方が急に発症したり、毎年少しずつ症状が強くなったりすることがあるのです。

また、近年は花粉の飛散量そのものが増加傾向にあるとも言われており、症状の出る期間が長くなっているという声も聞かれます。スギ花粉だけでなく、ヒノキ、イネ科、ブタクサなど原因となる植物は季節によって異なり、人によっては春から秋にかけて長期間何らかの花粉症状に悩まされることもあります。

大人になってから急に花粉症を発症したという方も少なくありません。感作の仕組みからも分かる通り、これまで発症していなかった方が、長年の花粉との接触の蓄積によってある日突然症状が出始めることは珍しくなく、「今まで平気だったから今後も大丈夫」とは限らないのが花粉症の特徴です。

アレルギー性鼻炎が起こる体の仕組み

花粉症は、正式には「アレルギー性鼻炎」の一種です。体に入ってきた花粉を、体の免疫システムが誤って「有害なもの」と認識し、それを排除しようとして、くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった反応を引き起こします。目のかゆみや充血も、同様のアレルギー反応が結膜(目の粘膜)で起こることによるものです。

くしゃみや鼻水は、体に入った異物を外に排出しようとする防御反応であり、鼻づまりは血管が広がって粘膜が腫れることで起こります。一見不快なだけに思えるこれらの症状も、体を守るための正常な反応が過剰に働いてしまっている状態だと理解すると、治療の考え方も整理しやすくなります。

なお、アレルギー性鼻炎は花粉だけでなく、ハウスダストやダニ、ペットの毛などが原因となる「通年性アレルギー性鼻炎」もあります。季節に関係なく症状が続く場合は、花粉以外の原因も考えられます。特定の季節だけ症状が強くなるのか、一年を通して続いているのかを振り返ってみることも、原因を見極めるヒントになります。

原因物質(アレルゲン)を正確に特定するためには、血液検査によってどの物質にアレルギー反応を起こしやすいかを調べることができます。「花粉だと思っていたら実はハウスダストだった」ということも珍しくなく、原因を正しく把握することが、的確な治療や生活対策につながります。

薬でコントロールする方法(内服・点鼻・点眼)

花粉症・アレルギー性鼻炎の治療は、大きく分けて内服薬・点鼻薬・点眼薬があり、症状の種類や強さに応じて組み合わせて使用します。

内服薬(抗ヒスタミン薬など)

くしゃみ・鼻水・かゆみを全身的に抑える効果があります。最近の薬は眠気の少ないものも増えていますが、体質によって眠気の出方には個人差があります。

点鼻薬(ステロイド点鼻など)

鼻づまりや鼻の中の炎症に直接作用し、内服薬より即効性が高いことがあります。継続して使うことで効果が安定するタイプが多いです。

点眼薬

目のかゆみ・充血に対して使用します。コンタクトレンズを使用している方は、使用可能なタイプかどうか確認が必要です。

症状が出てから薬を使い始めるよりも、花粉の飛散が本格化する前から予防的に内服を開始する「初期療法」の方が、シーズン全体の症状を軽く抑えられることが分かっています。「今年こそ早めに対策したい」という方は、例年症状が出始める時期の2週間ほど前を目安に、一度クリニックにご相談いただくのがおすすめです。

また、症状が非常に重い方には、皮下注射や舌下錠によって少しずつアレルゲンに体を慣らしていく「アレルゲン免疫療法」という選択肢もあります。効果が出るまで数年単位の継続が必要ですが、根本的な体質改善が期待できる治療法として注目されています。

薬の種類や組み合わせは、症状の出方(鼻水が主体か、鼻づまりが主体か、目の症状が強いかなど)によって最適なものが異なります。「以前もらった薬があまり効かなかった」という場合も、別のタイプの薬に切り替えることで改善することがあるため、自己判断で市販薬を使い続けるより、症状に合わせて調整してもらう方が結果的に近道になることも少なくありません。

症状を悪化させない生活の工夫

薬だけに頼らず、日常生活でできる工夫を取り入れることで、症状をより軽くすることができます。

こうした対策は薬の効果を高める意味でも有効です。花粉飛散情報をこまめにチェックし、飛散量が多い日は外出を控えめにする、洗濯物を室内干しに切り替えるといった工夫も、症状の悪化を防ぐうえで役立ちます。お子さまの場合は、外遊びの後の手洗い・洗顔を習慣づけることも効果的です。

また、睡眠不足や疲労、ストレスは免疫バランスを崩し、アレルギー症状を強めてしまうことがあると言われています。花粉症対策というと外的な花粉の遮断ばかりに目が向きがちですが、規則正しい生活リズムを保ち、体調を整えておくことも、症状をコントロールするうえで見過ごせないポイントです。

慶元クリニックでの花粉症・アレルギー治療

当院では、症状や生活スタイルに合わせて、内服薬・点鼻薬・点眼薬を組み合わせた治療をご提案しています。「毎年市販薬でなんとかしのいでいるけれど、あまり効かない」という方も、一度ご相談ください。症状のパターンによっては、通年性アレルギー性鼻炎など花粉以外の原因が隠れていることもあります。

お仕事や家事、お子さまの学校行事などで忙しい時期にこそ症状がつらくなる花粉症だからこそ、我慢して過ごすのではなく、早めに治療を始めて快適に過ごしていただきたいと考えています。日曜診療も行っておりますので、平日忙しい方もお気軽にどうぞ。

お子さまの花粉症についても、集中力の低下や夜間の鼻づまりによる睡眠不足など、学業や生活に影響することが少なくありません。小さなお子さまでも使用できる薬もありますので、「まだ子どもだから」と我慢させず、気になる症状があれば一度ご相談ください。ご家族で同じ時期に症状が出やすい場合は、まとめて受診いただくことも可能です。

最後に

花粉症は「感作」という仕組みによって毎年症状が変化しうるアレルギー性鼻炎の一種で、内服薬・点鼻薬・点眼薬を症状に合わせて組み合わせることでコントロールでき、飛散が本格化する前から始める「初期療法」がシーズン全体の症状を軽くする鍵になります。マスクや洗顔といった生活の工夫もあわせて行うことが大切です。「市販薬でなんとかしのいでいるけれど効かない」という方も、通年性アレルギー性鼻炎など別の原因が隠れている可能性もありますので、一度当院までご相談ください。

参考文献

・厚生労働省 花粉症環境保健マニュアル
・日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「鼻アレルギー診療ガイドライン」
・環境省 花粉症関連情報

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