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2026年8月8日

肺炎球菌ワクチンに新しい選択肢。「プレベナー20」「キャップバックス」とこれまでのワクチンとの違い

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ハイライト(要約)

「肺炎球菌ワクチン」と聞いて、以前受けた「ニューモバックス」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実は近年、より幅広い型をカバーする新しいワクチン「プレベナー20」「キャップバックス」が登場しています。それぞれの違いやご自身に合った選び方を、慶元クリニックがわかりやすく解説します。

目次

肺炎球菌感染症とは?ワクチンが重要な理由

肺炎球菌は、のどや鼻の奥に住み着いていることが多い細菌で、体力や免疫力が落ちたときに肺炎、気管支炎、中耳炎、まれに敗血症や髄膜炎といった重い感染症を引き起こすことがあります。

特に高齢の方や、慢性の呼吸器疾患・心疾患・糖尿病などの持病をお持ちの方は、肺炎球菌による肺炎が重症化しやすく、入院が必要になるケースも少なくありません。ワクチンによってあらかじめ免疫をつけておくことは、こうした重症化のリスクを下げるうえで大切な備えの一つです。

定期接種の基本、「ニューモバックス」(23価ワクチン)

肺炎球菌ワクチンには「定期接種」の対象となる年齢があり、多くの自治体で65歳、70歳、75歳というように5歳刻みで一定の年齢に達した方が公費助成の対象となります(制度の詳細は自治体によって異なります)。この定期接種で主に使われてきたのが「ニューモバックス」と呼ばれる23価ワクチンです。

ニューモバックス(23価ワクチン)の特徴

過去に接種歴がある方も、対象年齢や接種からの経過年数によっては再接種が検討されることがあるため、母子健康手帳や接種記録が分かるものがあれば確認しておくと安心です。

新しく登場した「プレベナー20」「キャップバックス」とは

近年、ニューモバックスとは異なるタイプの新しい肺炎球菌ワクチンが相次いで登場しています。「プレベナー20」と「キャップバックス」は、いずれも細菌の成分をタンパク質と結合させることで、より強く効果を引き出す「結合型ワクチン」と呼ばれるタイプです。

プレベナー20

キャップバックス

どちらのワクチンも、1回の接種でおおむね長期間にわたり免疫が期待できるとされている点は共通しています。一方で、カバーできる型の範囲や使用が始まった時期に違いがあり、どちらが適しているかは接種歴や体の状態によっても変わってきます。

どのワクチンを選ぶ?年齢や持病による考え方

「結局どれを打てばいいの?」と迷われる方も多いと思いますが、選び方の目安として次のようなポイントがあります。

すでに定期接種でニューモバックスを受けたことがある方

接種からの経過年数によって、任意接種として新しいタイプのワクチンを追加で検討できる場合があります。

喘息、COPDなどの慢性呼吸器疾患、心疾患、糖尿病がある方

肺炎球菌感染症が重症化しやすいため、対象年齢に達していなくても、より幅広い型をカバーするワクチンの接種を医師と相談のうえ検討する価値があります。

初めて肺炎球菌ワクチンを検討する方

年齢や持病、生活状況によって適したワクチンの種類や接種時期が異なるため、自己判断で選ぶよりも、まずは医師に相談することをおすすめします。

いずれの場合も、「何をいつ接種したか」という記録がとても重要な判断材料になります。お手元に記録がない場合も、覚えている範囲の情報で構いませんので、受診の際にお伝えください。

接種のタイミングと当院でのご案内

肺炎球菌ワクチンは、インフルエンザワクチンのように季節を問わず、一年を通して接種可能です。定期接種(ニューモバックス)は公費助成の対象年齢や申込期限が定められていることが多く、案内が届いたら早めに検討することをおすすめします。

プレベナー20やキャップバックスといった新しいワクチンは、現時点では自費(任意接種)での扱いとなり、費用や在庫状況は医療機関によって異なります。ご興味のある方は、当院までお気軽にお問い合わせください

当院では、日曜診療(9:00〜13:00)も実施しているため、平日はお忙しい方や、ご家族の予定に合わせて通院したい方にもご利用いただきやすい環境です。ワクチンの種類選びに迷われている段階でも構いませんので、持病やこれまでの接種歴を踏まえたうえで、お一人おひとりに合ったご提案をいたします。

最後に

肺炎球菌ワクチンには、定期接種で広く使われてきた23価の「ニューモバックス」に加え、より幅広い型をカバーする結合型ワクチン「プレベナー20」「キャップバックス」という新しい選択肢が登場しています。どのワクチンが適しているかは、年齢や持病、これまでの接種歴によって変わるため、自己判断せず医師に相談することが大切です。特に慢性の呼吸器疾患や心疾患をお持ちの方は、重症化を防ぐためにも早めの検討をおすすめします。気になる方、ご自身に合ったワクチンを知りたい方は、お気軽に当院までご相談ください。

参考文献

・厚生労働省「高齢者用肺炎球菌感染症予防接種について」
・厚生労働省「予防接種情報」
・国立感染症研究所 感染症疫学センター 各種資料
・独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)各ワクチン添付文書情報

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