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2026年5月6日

【肛門科】「誰にも言えないお尻の悩み」痔の種類と、翌日から動ける日帰り手術という選択肢


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ハイライト(要約)

「お尻の痛みや出血があるけれど、恥ずかしくて誰にも言えない…」痔(じ)の悩みは、多くの方が人知れず抱えている身近なトラブルです。しかし、我慢して市販薬を塗り続けるうちに悪化させてしまうケースも少なくありません。当院では肛門科の専門診療を行っており、痛みが強い場合には「手術翌日から仕事や家事が可能な日帰り手術」も保険適用で対応しています。本記事では、分かりにくい痔の種類や原因から、患者様のライフスタイルに合わせた当院の負担の少ない治療法までを優しく解説します。

目次

あなたの症状はどれ?男女問わず悩まされる3つの「痔」

「排便の時になんだか痛い」「トイレットペーパーに血がつく」そんな症状があっても、場所が場所だけに、なかなか人に相談できず一人で悩んでいる方は非常に多いです。「痔」と一言で言っても、実は様々な種類があり、それぞれ原因も症状も異なります。まずはご自身の症状がどれに当てはまるかチェックしてみましょう。

主な痔の種類

いぼ痔(痔核)

肛門周りの静脈に過度な負担がかかり、血流が悪くなって静脈がうっ血し、「いぼ」のように腫れ上がってしまう最も一般的な痔です。

内痔核(直腸側にできる)

痛みはほとんどありませんが、排便時の出血で気づくことや、進行すると便座に座った際にイボが外に出てくる(脱肛)ことがあります。

外痔核(肛門の出口側にできる)

神経が通っている場所のため、腫れて強い痛みを伴うことが多いです。特に血まめ(血栓)ができた状態は激しい痛みを引き起こします。

切れ痔(裂肛)

便秘などで硬くなった便を無理に出そうとして、肛門の出口付近の皮膚が切れてしまう状態です。便秘気味の若い女性に圧倒的に多く、排便時に激しい痛みが走ります。排便後もズキズキとした痛みが続くのが特徴です。

痔瘻(あな痔)

肛門の内側にある小さなくぼみに下痢便などの細菌が入り込んで化膿し、膿のトンネルができてしまう病気です。熱を持ったり腫れたりし、最終的に膿が出ます。

市販薬で治らない?我慢して放置してしまうことの危険性

ドラッグストアに行けば、たくさんの痔の薬が並んでいます。「病院に行くのは恥ずかしいから」と、まずは市販の軟膏で様子を見る方も多いでしょう。初期の軽い症状であればそれで改善することもありますが、自己判断でズルズルと長引かせることには注意が必要です。

専門医の診療が必要な理由

症状が悪化してしまう

例えば「いぼ痔(内痔核)」は、放置していると脱肛するようになり、最初は指で押し込めば戻っていたものが、最終的には押し込んでも戻らなくなってしまいます。こうなると、日常生活に常に異物感や痛みが生じ、歩くのも困難になります。

痛みの原因見誤る

「ただの切れ痔だと思っていたら、実は細菌が感染した痔ろうだった」というケースもあります。痔ろうの場合、市販薬では治らず、必ず医療機関での適切な処置が必要です。

大腸がんなどの大きな病気が隠れている可能性

「トイレットペーパーに血がついた。いつもの痔だろう」と思い込んで放置していたら、実は大腸がんからの出血だったという恐ろしいケースも存在します。下血や出血があった場合は、必ず一度は医師の専門的な診断を受けることがとても重要なのです。

 

痛くて座れない日々に終止符を。安心の「痔の日帰り手術」

「病院に行ったら、絶対に入院して手術になるのでは?」という恐怖心から受診をためらう方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。当院では患者様の痛みの状態や生活環境に合わせた治療をご提案しています。

特に「痛みが激しくて座ることもつらい」といった血栓性の外痔核や、膿がたまって激痛が走る肛門周囲膿瘍などの場合、当院では患者様の負担を極限まで減らした「日帰り手術」を健康保険適用で行っています。

当院の日帰り手術のメリット

すぐに痛みが和らぐ

局所麻酔を施し、痛みの原因となっている血栓(血まめ)を取り除いたり、膿を出したりする処置です。処置自体は短時間で終わり、手術後にはつらい痛みが劇的に改善します。

入院不要で、翌日から働ける

大がかりな入院手続きなどは一切不要で、手術の当日にそのままご自宅へお帰りいただけます。特別なお仕事(重労働など)を除き、手術の翌日からは通常通りお仕事や学校、家事に復帰していただけるのが最大の魅力です。忙しいビジネスマンや、家事・育児で家を空けられないお母様方に非常に喜ばれています。

患者様の生活に寄り添う「保存的治療」と予防の身近な工夫

もちろん、すべての患者様にいきなり手術をご提案するわけではありません。むしろ、痔の治療の基本はお薬による「保存的治療」と生活習慣の改善です。

当院では、患者様一人ひとりのおしりの状態に合わせて、適切な痛み止め、炎症を抑える軟膏や座薬、そして便をやわらかくするお薬などを丁寧に処方いたします。「薬を塗るのが苦手」「1日に何度も薬を使うのは仕事上難しい」といったお悩みもお気軽にご相談ください。可能な限り、患者様が無理なく続けられる治療プランを一緒に考えていきます。

ご自身の生活で今日からできる「痔」予防

便意を我慢せず、短時間で済ませる

トイレでの長居や強いいきみは肛門に大きな負担をかけます。排便は3分以内を心がけましょう。

お尻を温めて血流を良くする

シャワーだけでなく、できるだけ湯船に浸かることで、肛門周りの血行が改善し、うっ血がほぐれます。

水分と食物繊維をしっかり摂る

便秘を防ぎ、スムーズな排便を促すことが最大の予防薬です。

 

恥ずかしい気持ちに配慮。日曜診療で通いやすい身近なかかりつけ医

「病院に行きたいけれど、平日は仕事でいっぱいいっぱい」「休みにわざわざ遠くの病院に行きたくない」…。そんな声にお応えするため、当院では日曜日の午前診療も行っております。

そして何より、「肛門科に行くのは恥ずかしい」という患者様のお気持ちを私たちスタッフは痛いほど理解しています。皆様が少しでもリラックスしてお待ちいただけるよう、院内はスケルトンから全面改装を行い、医療機関特有の無機質さを排除したカフェのような温かいデザインに生まれ変わりました。女性専用トイレも完備し、プライバシーと心地よさに徹底的にこだわっています。

ご兄弟の歯科・整形外科クリニックとの緊密な連携も当院の強みであり、お口から背骨、そしてデリケートなお尻のトラブルまで、地域で完結できる医療を提供しています。「もっと早く来ればよかった」と言って帰られる患者様がたくさんいらっしゃいます。おしりの違和感は決して我慢せず、ぜひ一度、リラックスしたご気分で当院へご相談にいらしてください。

最後に

痔の悩みは恥ずかしくて放置しがちですが、悪化や重病を見逃すリスクがあるため早めの専門医受診が大切です。当院ではお薬による治療を基本としつつ、痛みが強い場合は翌日から働ける「日帰り手術」にも対応しています。プライバシーへの配慮と日曜診療で、働き世代の方も安心して通える環境を整えています。

 

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