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2026年9月13日

「その頭痛、片頭痛?緊張型頭痛?寒暖差で増える頭痛の見分け方と、すぐ受診すべき危険なサイン」

# かかりつけ医
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# 頭痛
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ハイライト(要約)

朝晩が涼しくなってくる時期は、頭痛の相談が増えます。ズキンズキンと脈打つように痛み、光や音がつらい片頭痛。頭が締めつけられるように重い緊張型頭痛。この2つは対処法が正反対で、間違えると悪化することもあります。さらに、市販の痛み止めを飲みすぎることで起こる頭痛もあります。見分け方と、見逃してはいけない危険な頭痛のサインを、慶元クリニックが解説します。

目次

季節の変わり目に頭痛が増える理由

9月は、暑さが残る日と急に涼しくなる日が入れ替わり、1日の中でも気温差が大きくなる時期です。この時期に頭痛が増えるのには、いくつかの理由があります。

気圧の変動

台風や秋雨前線の影響で、気圧が短期間に大きく上下します。気圧の変化は内耳のセンサーを通じて自律神経に影響し、脳の血管の収縮と拡張のバランスを乱すと考えられています。「天気が崩れる前に必ず頭が痛くなる」という方は、この影響を受けやすい体質といえます。

寒暖差による自律神経の負担

体温を一定に保つために、自律神経は絶えず働いています。気温差が大きいと、この調節に大きな負担がかかり、血管のコントロールが不安定になります。

夏の疲れの蓄積

睡眠不足、食欲の低下、冷房による冷え、脱水など、夏の間に積み重なった負担が、この時期に症状として表れることがあります。

生活リズムの変化

夏休みが明け、仕事や学校のペースが戻ることで、緊張状態や長時間のデスクワークが増えます。肩や首の筋肉の緊張が高まり、頭痛につながります。

片頭痛と緊張型頭痛、症状の違い

慢性的に繰り返す頭痛の大部分は、片頭痛か緊張型頭痛です。まずはご自身の頭痛がどちらに近いかを知ることが、対処の第一歩になります。

片頭痛の特徴

緊張型頭痛の特徴

両方が混ざることもある

実際には、ふだんは緊張型頭痛があり、時々片頭痛の発作が重なるという方も少なくありません。「いつもの頭痛」と「時々のひどい頭痛」が別のものである場合、それぞれに合った対処が必要です。

対処法は正反対。温めるか、冷やすか

この2つの頭痛は、対処法が逆になります。ここを間違えると、かえって悪化することがあります。

片頭痛のとき

緊張型頭痛のとき

つまり、片頭痛は冷やして安静に、緊張型頭痛は温めて動かす、が原則です。「頭が痛いからお風呂でゆっくり温まろう」という対応は、緊張型頭痛には有効ですが、片頭痛には逆効果になりえます。

日常の予防としては、どちらのタイプにも次のことが役立ちます。

この記録(頭痛ダイアリー)は、診察時に非常に役立ちます。誘因が見えてくると、予防の手が打ちやすくなります。

薬の飲みすぎで起こる頭痛と、頭以外に原因がある頭痛

意外に知られていないのが、鎮痛薬の使いすぎによって起こる頭痛です。市販の痛み止めを月に10日から15日以上、3か月を超えて使い続けていると、かえって頭痛が起きやすい状態になることがあります。

次のような方は当てはまる可能性があります。

この場合、薬の使い方そのものを見直す必要があります。ご自身の判断で急にすべてをやめると、一時的に頭痛が強まることがあるため、飲んでいる薬の種類と量を医師に伝えたうえで、計画的に調整するのが安全です。

片頭痛の場合、発作を抑える薬に加えて、発作の回数そのものを減らす予防的な治療という選択肢もあります。「痛くなったら市販薬を飲む」以外の方法があることを知っておいていただきたいと思います。

頭以外に原因がある頭痛

「頭が痛い」という訴えの背景に、頭以外の問題が隠れていることもあります。次のようなものは、内科で確認しておきたい要素です。

このように、頭痛は全身の状態を映す症状でもあります。頭痛が続くときに血圧を測り、血液検査で貧血や甲状腺の状態を確認しておくことには、十分な意味があります。

すぐ受診すべき危険な頭痛と、当院での診察

頭痛の大半は命に関わるものではありませんが、なかには緊急の対応が必要なものがあります。次のような場合は、様子を見ずにすぐに医療機関を受診してください。

これらは、くも膜下出血、脳出血、髄膜炎など、急を要する病気のサインである可能性があります。とくに「突然」「今までにない強さ」の頭痛は、迷わず救急対応を検討してください。

慶元クリニックでは、まず問診で頭痛の性質を詳しく伺います。いつから、どのくらいの頻度で、どんな痛み方か、何をすると悪化・改善するか、市販薬をどのくらい使っているか。この情報が、タイプの判断と治療方針の決定に直結します。

あわせて、血圧の測定や神経学的な診察を行い、危険な頭痛を示唆する所見がないかを確認します。院長は救急医療の現場経験があり、「見逃してはいけない症状」を見分ける視点で診察にあたっています。必要に応じて血液検査を院内で行い、貧血や甲状腺の異常、炎症の有無など、頭痛の背景となりうる全身的な要因も確認できます。脳の画像検査が必要と判断した場合は、連携する医療機関へ速やかにご紹介します。

「頭痛くらいで受診してよいのだろうか」とためらわれる方が多いのですが、月に何度も市販薬を飲んでいる状態は、生活の質が確実に下がっています。相談していただければ、治療の選択肢は思っているより広くあります。

最後に

頭痛は、脈打つように痛み光や音がつらい片頭痛と、締めつけられるように重い緊張型頭痛に大きく分けられ、対処法は正反対です。片頭痛は冷やして暗い場所で休む、緊張型頭痛は温めて軽く動かす、が基本になります。気圧と寒暖差が大きくなる季節の変わり目は、どちらのタイプも悪化しやすい時期です。市販の痛み止めを月に10日以上使う状態が続いている方は、薬そのものが頭痛を招いている可能性があるため、使い方の見直しが必要です。そして、突然の激しい頭痛、麻痺やろれつの異常、発熱と首の硬さを伴う頭痛は緊急のサインです。当院では問診と診察、必要に応じた血液検査で頭痛のタイプを整理し、予防を含めた治療をご提案しています。日曜の午前も診療していますので、平日に時間の取れない方もご相談ください。

参考文献

・日本神経学会/日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン」
・厚生労働省 e-ヘルスネット 頭痛に関する解説
・国際頭痛分類(日本頭痛学会 日本語版)
・慶元クリニック 診療案内(https://keimotoclinic.com/information/)

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